包まれて




あなたが傍にいなくてもいいの
愛を確認できればいいの


私の心には
あなたの温もりがある
包み込まれているようで
寂しくなんてないよ


本当はすぐにでも逢いたいけど
我侭ばかり言ってられない


あなたの愛に包まれて
今日も長い夜を
ひとり彷徨っている

ねぇ、キスしようよ




ねぇ、ねぇ
キスしようよ
何度も言わせないで


こんなにも甘い夜は
ちょっとだけ
長いキスしようよ


照れるぐらいが丁度いい
慣れてしまったら
ドキドキしなくなるから


ねぇ、キスしようよ
何度も言わせないで

あなたを想う




いつも
あなたを想ってる
何をしていても
気を緩めると
想ってしまう・・・


今何してるかな?
仕事かな?
私のこと想ってる?
逢いたいなぁ・・・


あなたとの心の繋がりが
私の支えになってる

少しの間歩みを止めて




早く深い仲になりたくて
焦っていないかしら?
優しくしてもらいたくて
我侭言っていないかしら?


少しの間歩みを止めて
自分を見つめてみよう・・・
周りを見回してみよう・・・


自分のいけないところ
見失っているもの
きっと見つかるはず

冷たいジュース




夏の暑い日は
冷たいジュースを飲み干す
熱を帯びた体いっきに冷める


「ゆっくり飲めば」
あなたは笑顔で言い
「あなたのも飲んじゃおうかな」
私が言うと意地悪そうな顔で隠そうとする


底の氷をカラカラ鳴らし
夏の暑さを誤魔化してみる
飲んでいるあなたを見つめて
一瞬の夢描いている

不安




逢いたい時に逢えたり
声聞きたい時に電話で話せたり
考えていることが同じだったり


こんなに上手くいってもいいのかな
いつか途切れてしまいそうで怖い
幸せ過ぎると逆に
不安な気持ちに駆られる


ああ 不安取り除いてくれないかな
ああ 胸が苦しくて仕方ない


あなたの笑顔があれば
不安なんて何処かへ行ってしまうのに

秘密




全部曝け出したい
あなたには
でもひとつだけ
秘密があるの


素直に打ち明けたい
いつまでも邪魔するのは
弱い私の心


もう少し待ってね
必ず話すから
今はごめんなさい

幼い寝顔




私より先に眠るあなた
いつもの幼い寝顔
見るのが好き・・・
眠るのも忘れて


たまに聞こえる寝言
どんな夢観ているのかな
私にも観せてよ
あなただけずるい・・・


幼い寝顔見て
幸せが続くように祈る
カーテンに浮かび上がる月が
私達を照らし続ける

雪に触れて




冷たい雪に触れて
反応するココロ


逢える日を指折り数え
スキーを楽しみ
寂しさを遠ざける


でも・・・


冷たい雪に触れたら
あなたの温もりほしくなる

好きなように




大好きな詩集読み
あなたを思い浮かべたり
想像してみたり


好きなようにしていても
何処かであなたを思い
寂しさが作られてゆくね


何をやっても長い夜は
明ける兆しもないまま
あなたを思い続ける



企画:『蒼い月』
画像提供:『うしろの正面』
現在は閉鎖